2023.10.10
2023.10.21 13:00から精神科医井藤佳恵先生が、「看取りへのそれそれの思い」と題し、ご講演をしていただく予定です。その後、どせばいい?カードでワークショップを開催します。もちろん、ハイブリット開催いたします。申し込みは、FAX、ホームページ、QRコード、電話申し込み、いずれも可能となっております。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
井藤先生は、東京都健康長寿研究センター福祉と生活ケア研究チーム研究部長であり、デスカフェの研究も行っております。明日10.11は、東京大学 上廣死生学講座 2023年度後期第1回臨床死生学・倫理学研究会にご登壇されます。「重い精神疾患をもつ人の医療上の意思決定の関わり」が講演テーマで、貴重なお話を伺うチャンスです。
2023.10.09
映画『ロストケア』
ー殺したのではない救ったのだー
認知症の老人介護の現場で起きた連続殺人事件。
特定の訪問介護センターでのクライアントの死亡事例が異常に高い事が、担当検事の疑惑を招く。献身的な介護士に疑いの目が集まり・・・。
検事という安全地帯からは綺麗事を言えるが、穴に落ちた介護地獄はもはや筆舌に尽くせない。
これは殺人鬼か? 救世主か?
2023.09.11
9/10(日)、東京都小金井市貫井北センターにて、青森県特別養護老人ホーム三思園さんが制作した「どせばいい?カード」を用いた「死生観を語り合うひととき」を開催しました。制作者のお一人である高橋看護師長からお話しを伺ったあとに、4グループに分かれて余命6か月を前提とした死生観を語り合いました。10代から90代まで多世代のご参加がありました。こちらは進行役の皆さまです。
2023.08.12
『都市問題』8月号に、特集1高齢多死社会と終活として林美枝子先生の「看取りのドゥーラ−看取り人材の最後のパーツの活かし方」、吉川直人先生の「市民が死を語り合う場「デスカフェ」の持つ意味」が掲載されています。
2023.07.02
92歳の母を持つ高齢者医療の医師がいまいちばん伝えたいこととは?
「80歳の壁」の先にあるものは、人生最後の“ごほうび”の時間とのこと。ガンで亡くなる方が多くなりましたが、死亡原因がガンでなくても、亡くなった高齢者を解剖するとすべての人にガンがありました。ガン治療についても、著者は70歳以上の方は治療せずに共存することもひとつの考え方と述べています。人生100年時代になり、気楽に「老い」を楽しむコツとは何でしょうか?
どう生きる、活きる、逝くのか?デスカフェに参加して語り合うことで得ることがあるかもしれません。
『80歳の壁』和田秀樹/著
2023.06.16
多死社会に入り、各地で新しいデスカフェが生れています。公的機関が支援するデスカフェはこれからですね。
◆ブックカフェでの開催
◆地元のネットワークを利用した取り組み
◆読書会がテーマを「死」にしての取り組み
◆公的施設の会議室を利用しての開催
2023.06.06
日本のデスドゥーラ研究の第一人者である林美枝子先生を囲んでの読書会をオンラインにて開催します。
2023.05.24
夏頃のデスカフェ読書会では、著者を囲み語り合う読書会を企画しています。オンライン開催ですので、どこからでもご参加いただけます。
2023.05.13
横浜開催の「死をめぐる対話」に、滋賀県にお住まいの方が上京してご参加いただきました。滋賀県とのコラボデスカフェのご縁でたどり着いたようです。遠路はるばるありがとうございました。実りあるひと時であったら嬉しいです。
2023.05.12
デスカフェ絵本読書会は課題図書の中身が濃くて、2時間30分では収まらない語り合いとなりました。園芸植物をとおした死生観は珍しい視点です。
2023.05.09
伊勢佐木ストリートを散歩していたらこんな本を見つけました。『死をめぐる対話』クリスチャン・シャバニス/著で、私の主宰しているデスカフェ「死をめぐる対話」まったく同じで親しみがわきました。「死-それは終焉か それとも一つの始まりか」。フランスの有能なジャーナリストが、生物学者、闘牛士、遺伝学者、作家、哲学者、医師、演出家、宗教家など様々な分野の人を相手に、死という問題について取り交わした対話集です。
2023.05.08
次回の「第4回死生観を語り合うひととき」は初のリアル開催を計画しています。青森県の三思園さんの開発した『どせばいい?カード』を使用しての「死生観を語り合うひととき」となります。開発者の高橋看護師長の講演も期待できます。
2023.05.07
勤務図書館にて「第3回死生観を語り合うひととき」を開催しました。今日の体験を経て『自分でも開催したい。どんなことに注意したら良いだろうか?』とのお声が寄せられています。新しいデスカフェが誕生しそうです!(^^)!
2023.05.05
名なヘアメイクだったパットは老人ホームでひっそりと暮らしているが、かつての顧客の死化粧を遺言で依頼されます。遺恨を抱えていたが、複雑な思いを抱えつつ死化粧を施す。終活とともに、当時のLGBTQカルチャーも描きこんだ作品です。
『スワンソング』トッド・スティーブンス/監督
2023.05.04
フランスの俳優アラン・ドロンがスイスでの安楽死を希望しているのではないか?という話題が流れました。昨年9月には、ゴダール監督がスイスにて自殺幇助にて安楽死を遂げています。今、世界で安楽死の議論が始まろうとしてしていますが、日本でも「PLAN75」という安楽死をテーマとした映画が上映されました。
2023.05.03
ベランダと室内にブーゲンビリアがあります。ベランダは花の盛りですが、室内は蕾もありません。日は差し込んでいますが、花が咲かないのは子孫が絶えてしまうということなのかなあと。
2023.05.02
松尾芭蕉の晩年は常に「死」を意識していて『奥の細道』の紀行も死出への旅立ちだったようです。野垂れ死にすることなく帰還していますが。
「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」
2023.05.01
今日から新緑の5月です。
5/12(金)、園芸植物を題材とした絵本『オーリキュラと庭のはなし』を用いた絵本デスカフェを開催します。
2023.04.30
絵本デスカフェに初参加された方から「様々な気づきを得た読書会でした。次回も参加したいです」との感想をいただいています。
2023.04.29
太宰治の生誕日を偲ぶ「桜桃忌」が6/19三鷹市禅林寺で開催されます。
この日にあわせて太宰治の『津軽』読書会19時から21時までオンライン開催します。
2023.04.28
今日は暑い一日になりそうです。山下公園には海を臨む新しい足湯施設もでき、バラもそろそろ。観光客で込みそうですね。
2023.04.27
2016年7月26日未明、相模原県相模原市緑区にある障害者施設「津久井やまゆり園」に元施設職員が侵入し、重度知的障害者19人を殺害し、入所者・施設職員26人に重軽傷を負わせました。横浜地裁にて、植松聖元職員の死刑が確定して死刑囚として収監されています。死刑執行がされてしまうとこの事件は急速に風化する可能性があります。再び「対話の場」を設けて、この間、私たちに起きたこと、あるいは忘れてしまったことは何なのか?語り合いましょう。7月に開催に向けて準備しています。
2023.04.26
図書館にて「死生観を語り合うひととき」がオンライン開催されます。死生観とはどのようなことを言うのでしょうか?
吉川直人先生からスライドでの説明があり、その後に2グループに分かれて語り合います。5/7(日)第3回「死生観を語り合うひととき」
【開催日】5月7日(日)10:00~12:00
【会 場】Zoomオンライン
【進行役】吉川直人さん(京都女子大学助教)・小口千英さん(デスカフェ主催者)
【参加費】無料
【主 催】小金井市立図書館貫井北分室
2023.04.25
デスカフェに80代から90代までご参加いただいています。皆さん、ほんとうにお元気そうで。寝たきりの方も多いこの年代で、こうして元気に過ごせる秘訣は何なのだろうか?
2023.04.24
デスカフェで「デスカフェとは?」というテーマが出ました。終活やグリーフケアのように何か具体的な知識を得るところでもないし・・・。多死社会を迎えて、死について語り合う場が必要とされてきています。活用できる知識よりも、「死について語り合う場」が必要なのかもしれません。
2023.04.23
022.10.22の記事でご紹介した栃木県宇都宮市の『書肆ひるね』では、継続的にデスカフェを開催されているようです。インスタでの情報発信されているようなのでお近くの方はぜひどうぞ。
2023.02.23
1942年1月20日ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある邸宅にて、史上最悪の会議「ヴァンゼー会議」が開催された。議題は1,100万人のユダヤ人絶滅政策についてである。
① 移送 ②強制収容と労働 ③計画的殺害 である。出席者は15人にのぼるが反対者はなく、わずか90分で会議は閉じた。その後のホロコーストへの端緒となる戦慄すべき会議の内容を80年後に映画化した。
『ヒトラーのための虐殺会議』マッティ・ゲショネック/監督
新春のご挨拶
吉川直人(京都女子大学 発達教育学部教育学科 養護・福祉教育学専攻)
あけましておめでとうございます。
昨年度は、「デスカフェガイド」https://www.amazon.co.jp//dp/4904363906
やデスカフェポータル等を参考に、国内各地で新たなデスカフェの実践がいくつも始まりました。11月には、デスカフェサミット2022をオンライン上で行い、これからの看取り時代とデスカフェをテーマに様々な発信を行いました。(詳しくは開催レポートやアーカイブ動画をご覧ください。)
今後も、デスカフェに求められる役割や可能性を模索しながら、社会の状況に合わせた発信等を行っていきたいと思います。今年度も、よろしくお願い申し上げます。
萩原真由美(社会保険出版社顧問、桜美林大学老年学総合研究所連携研究員、女子栄養大学大学院博士後期課程)
新年明けましておめでとうございます。
また一つ、歳を重ねて生きてゆく私。歳を重ねる毎に、一人でいる時間が一番気持ちよくなってきた私。でも、気が付けば、一人でいる時は心の中にある風の電話で、会えなくなった誰かと話していたり、誰かに向けて、心の中の漂流ポストにお便りしていたりする私。その時間のほうが饒舌だったりして。デスカフェは、そんなお喋りの続き。しかも、人の心のお喋りも聞かせてもらえるから、面白い。耳の大きな兎さんの年だから、今年はいろんな心のお喋りを、もっとたくさん聞けたら嬉しい。デスカフェでみなさまとつながる、このご縁にこそ感謝です。本年も、どこかのデスカフェでお会いできますように! 心のお喋りをし合えますように! よろしくお願い申し上げます。
田中肇(図書館司書、デスカフェ死をめぐる対話主催、コラボデスカフェ共催)
新年明けましておめでとうございます。昨年はオンラインでしたがデスカフェ2022が無事に開催できたことに感謝申し上げます。生きているのが奇跡な年代へと差し掛かりましたが、今年もリアルやオンラインにて、皆さまとお会いできることを楽しみにしています。本年卯年もホップ、ステップ、そしてジャンプとなるように頑張ります!
2022.11.18
林美枝子先生の監訳された『看取りのドゥーラ』が出版されました。
帯よりー「死に逝くことは生きている者に公平な定めです。そしてそれはただ一度の最期の命を生きるということなのです。自分らしく逝きたい、看取りたいと誰もが切望する死への過程に寄り添い、見守る人のことを、看取りのドゥーラといいます。」
『看取りのドゥーラ 最期の命を生きるための寄り添い人』ヘンリー・フェルスコ=ワイス/著 林美枝子/監訳 山崎希美/訳 明石書店
2022.10.26
デスカフェサミット2022がオンライン開催されます。
デスカフェの社会における役割を見つめる 死をカジュアルに語る場「デスカフェ」は世界的な広まりを見せ、国内においても2020年にはデスカフェ見本市として、オンライン上で一週間にわたりデスカフェオンラインサミット(Death Cafe Week 2020)を開催、延べ400人以上の参加者を得ました。
そして、翌年の2021年にはデスカフェ主催者たちが協力し、「デスカフェ・ガイド」を刊行。サミット、ガイドブックを参考に、新たなデスカフェも多く生まれています。
このような推移を経て、本年2022年度は、二人称の死で考える対話ツールとして誕生した【どせばいいカード】の体験大会を企画しました。ACP(人生会議)の必要性と、在宅看取りに関する心構えが大切になっている今、今までに無かった二人称版の体験は、ささやかながら時代のニーズに応えられることではないかと考えております。また、これからの看取り時代とデスカフェをテーマにしたトークセッションには腫瘍内科及び緩和ケア医でもある一般社団法人プラスケア代表理事の西智弘さんをゲストにお迎えして、多死社会に向けたデスカフェの役割についても考える機会に出来ればと思います。お申し込み先はこちら
2022.10.25
8月に鈴虫を雄匹と雌3匹をいただきました。しばらく元気に鳴いていましたが、羽も擦り切れてほとんど聴き取れなくなりました。今日虫かごをのぞいたら、なんと雄1匹、雌2匹となっていました。雄も雌も食べられてしまうようです。でもしっかりと、卵が地面に産み付けられています。
022.10.22
本日、栃木県宇都宮市の『書肆ひるね』で第3回デスカフェが開催されました。新潟市でも第1回が開催され、昭島市でも個人でデスカフェ開催が試みられています。静かにデスカフェが広がりつつあります。
2022.09.30
新しいデスカフェが誕生します。
10/1(土)ウェルシアイオンタウン吉川美南ANNEX店内、ウェルカフェにてデスカフェ@OHMUSUBIを開催します。
命に期限ができたら、やり残したことは何ですか?ご自身と向き合い皆でシェア。そしてリビングウィルについて触れていきたいと思います。
2022.09.29
久しぶりにリアルのデスカフェに参加してきました!
場所は栃木県宇都宮市。『書肆ひるね』という店主による選書された本が置かれる書店ですが、喫茶も併設されています。たまにキッチンカーや食堂が出店したり、ワークショップが開かれるなど書店の域を超えたサードプレイス的な空間です。
厳選された本たちに囲まれ、『独読珈琲店』のコーヒーとスイーツ(私はクレームブリュレを注文)を目の前に、参加者7名で約2時間の時を過ごしました。テーマに沿った話を一人ずつ回していく形式で、3つのテーマについて話しました。初めて聞く話もあり、美味しいコーヒーとスイーツを頬張りたい気持ちと、人が話しているときは真剣に聞かなくちゃいけないと教えられた生真面目な性格がせめぎ合う時間でもありました。色々な意味でリアルはちょっと緊張します。
あっという間の2時間でしたが、終わっても個人的にお話ができるのがリアルでのメリット。主催者さんとご挨拶したり、新しくカフェをオープンされるという参加者さんにデスカフェ開催のお願いをしてみたり、新たなデスカフェの輪が広がった日となりました。
私もそろそろリアル開催を計画したいところです。 By 小口千英
2022.09.22
東京都写真美術館の「メメント・モリと写真―死は何を照らし出すのか」を見てきました。会期は9月25日までだったのでぎりぎり。高齢者は割引でしたが、使用したのは初体験!都の施設なので、感染症対策は厳しく、エレベーターも4人まで。会場は空いていました。やはり目を引くのは、マリオ・ジャコメッリの<やがて死がやってきてあなたをねらう>でしょうか。ホスピスで撮影されたようです。
モノクロ写真で解説文も小さく目が疲れました。
併設しているカフェでコラボの『メメント・モリ 黒いカレー』をいただきました。お味は黒ゴマです。久しぶりの恵比寿は都会でした(^^♪
2022.8.27
NHKでおなじみの「ブラタモリ」が下北にやってきました!下北は青森県の下北半島です。9月10日(土)恐山編、9月24日(土)下北半島編と2週に渡っての放送です。皆さん是非ご覧くださいませ。
私は、子どもの頃の恐山の怖いイメージをそのままに、大人になり年を重ねてきました。今回の放送は、どんな切り口で捉えるのか、楽しみです。間違いなく、地形、石の分析はあるはずですが、「死」にどうのように関わるか注目です。 by 高橋進一
2022.07.26
相模原市障害者施設殺傷事件が起きた日です。
2016年7月26日未明、相模原県相模原市緑区にある障害者施設「津久井やまゆり園」に元施設職員が侵入し、重度知的障害者19人を殺害し、入所者・施設職員26人に重軽傷を負わせました。横浜地裁にて、植松聖元職員の死刑が確定して死刑囚として収監されています。
未曽有の大惨劇であったこの事件も風化が進みつつありますが、この惨劇を繰り返さない、そして忘れないために「対話」という手法で後世に伝えていきます。
2022.07.22
出版社紹介からー寝たきりの母、独居する父。死に方がわからないかのように生きている親を見ていて考えた。
「生きること死ぬこと」について、老い果てぬ前に準備をしたらいいのではないか。
老いて死ぬ不安を、苦しみを、少しでも軽くする道はないか。
遠いカリフォルニアから通いつつ看取りをつづけるうちに、娘はお経に出会った。
そして今、両親と夫の死を見届けて、誰もいなくなった荒れ地や海辺を、犬と歩く。
日没を見て、月の出を見て、小さな生き物の生きざまを見る。
雨を見て、風を見て、地震を見る。
自然のめぐりと生きることと死ぬことが重なっていく。
『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』伊藤比呂美/著
2022.07.20
1,400万人もの命が、戦争ではなく殺害政策により奪われた。兵士ではなく、ほとんどが女性か子どもか高齢者だった・・・。
本文から引用-20世紀の半ば、ナチスとソ連の政権はヨーロッパの中央部でおよそ1,400万人を殺害した。犠牲者が死亡した地域-流血地帯(プラッドランド)-は、ポーランド中央部からウクライナ、ベラルーシ、バルト諸国、ロシア西部へと広がっている。ナチスの国民社会主義とスターリニズムの強化が進められた時代(1933-1938)から、ポーランドの独ソ分割統治(1939-1941)、独ソ戦争(1941-1945)までのあいだに、歴史市場類を見ない集団暴力がこの地域を襲ったのである。-
『ブラッドランド ヒットラーとスターリン 大虐殺の真実』ティモシー・スナイダー/著
2022.07.13
奈良市では、安倍晋三元首相が奈良市内で街頭演説中に暗殺された事件を受けて、テレビなどで繰り返し流される映像や情報でストレスを抱えた方を対象に無料電話相談を開始しています。
7月15日まで、「市民こころの相談ホットライン」(0742-93-8344)午前8時半~午後5時15分の間に受け付けしています。
2022.07.10
お陰様で現金持参・振込をあわせて目標額を達成いたしました!(^^)v
引き続きのご支援をお待ちしています。
【どせばい?カードのクラファン】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
寄付金総額 1,631,000円
内訳
クラファン 843,000円
振込・現金 788,000円
2022.07.09
岩手県大槌町で「会えなくなった人への想いを伝える」ために、佐々木格さんが自宅の庭に『風の電話』と名づけた電話線のない電話ボックスを設置しています。東日本大震災前から考えていて、震災をきっかけに設置しました。開設6年間で25,000人の方が利用されたそうです。
電話機にはこう書かれています。
風の電話は心で話します。
静かに目を閉じ、耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが
聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい
2022.07.08
現代日本で銃による元総理大臣への背後からの狙撃暗殺事件が起きました!
朝、元気に出かけた人が帰らぬ人となる無常・・・。生と死は表裏一体ということを改めて痛感しました。
安倍元総理大臣のご冥福をお祈りいたします。
2022.07.06
植物学者から見た死生観は、とても興味深いです。「老い」をどう捉えるのか? 「老いる」ことは「次に託すこと」。千年生きている樹は、幹は死んでいて表面だけが生きている。
『生き物が老いるということ 死と長寿の進化論』稲垣栄洋/著
2022.07.01
お陰様で現金持参・振込をあわせて目標額を達成いたしました!(^^)v
引き続きのご支援をお待ちしています。
【どせばい?カードのクラファン】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
2022.06.22
75歳になると10万円の給付付き安楽死か、そのまま生き続ける選択が出来る社会を描いた映画が話題を呼んでいます。
75歳だと健康寿命を超えているので不調を抱えている高齢者が多いと思います。健康ならば問題外の安楽死も、耐えられない不調を抱える高齢者にとっては選択となりうるかもしれませんね。そう考えるとリアルに心に訴えてくる映画です。
『PLAN75』早川千絵/監督
2022.06.20
トリアージとは「治療の優先順位を決定するために患者たちを優先的に評価することである。 医療資源が限られている時、 また、 全ての患者に対する緊急の治療が不可能な時、最も効果的に資源を使用するために患者を分類する」とされています。
イタリアのベルガモでは「コロナ・トリアージ」が実施されましたが、日本のコロナ禍で医療崩壊が起きた時に、根拠あるトリアージは可能なのでしようか? 本書はトリアージをおこなう根拠や倫理的な責任を医療や宗教、哲学の視点から多角的に考え、論点を提起しています。
「コロナ禍とトリアージを問う 社会が命を選別するということ」 土井健司・田坂さつき 加藤泰史/編著
2022.06.19
2021年4月、関西学院大学に「悲嘆と死別の研究センター」が設立されました。本書の著者の坂口さんは初代センター長を務めています。
本書では、 「悲嘆学」 を、 「喪失と悲嘆について、 心理学・医学・看護学・社会学・社会福祉学・宗教学・文化人類学・教育学などを含む学際的観点から包括的に探究する新たな学問領域」 と操作的に定義したうえで、 「悲嘆学」 の中核である「死別による悲嘆」に焦点を当てています。
『増補版悲嘆学入門 死別の悲しみを学ぶ』 坂口幸弘/著
2022.06.18
【どせばい?カードのクラファン 終了まで26日です】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
704,000円
46%
目標金額は1,500,000円
支援者数
70人
募集終了まで残り
26日
2022.06.12
【どせばい?カードのクラファン 終了まで33日です】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
563,000円
37%
目標金額は1,500,000円
支援者数
63人
募集終了まで残り
33日
2022.06.08
あなたは死んでしまった人と再会したいですか?
一生に一度だけ、死者との再会をかなえてくれるツナグと呼ばれる使者がいます。普段は感じることはありませんが、あなたの想いが強まると出現します。亡くなった方に会って良かったのか?会わなかった方が良かったのか?
『ツナグ』辻村深月/著
2022.06.07
【どせばい?カードのクラファン 終了まで38日です】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
554,000円
36%
目標金額は1,500,000円
支援者数
61人
24時間以内に3人からの支援がありました
募集終了まで残り
38日
2022.06.06
絵本『闇は光の母』シリーズのひとつ『ぼく』は、「 ぼくはしんだ じぶんでしんだ ひとりでしんだ 」との衝撃的な言葉で始まります。
シリーズの名付け親でもある谷川俊太郎の詩で綴られた、子どもの自死をテーマとした絵本です。
『ぼく』谷川俊太郎/作 合田里美/絵
2022.06.05
【どせばい?カードのクラファン 終了まで40日です】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
485,000円
32%
目標金額は1,500,000円
支援者数
57人
募集終了まで残り
40日
2022.06.04
絵本『闇は光の母』シリーズ・・・「死なないでほしい」という言葉を大人が伝えて、子どもにそれがどこまで届くのか。この足元がぐらつくような不安な時代を生きてゆくこどもたちの生きる力となるようなものと企画されました。言葉を使い、人の多様な営みを表現している作家たちが、差様々な角度から「死」について考えます。
2022.06.03
ACPは、人生会議ともネーミングされた「自分の末期医療・ケアを考える」取り組みです。青森県の特養三思園さん制作の「どせばいい?カード」もACPを推進する有効な取り組みのひとつです。デスカフェの場がACPにどう関わっていけるのか?研究も開始しています。
2022.05.31
東奥日報社に青森県の三思園さんのクラウドファンディングの取り組みが掲載されました(#^.^#)
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1102839
2022.05.30
石井好子さんの名著『パリの空の下オムレツのにおいは流れる』からタイトルをひねったと思われる岸惠子さんの初の自伝から引用・・・
人生が華やいでいるときに訪れる死。
恋の死。愛の死。友情の死。
そしていつかは訪れる、生きることの終わりにくる確固たる肉体の死。
「死」はさまざまなかたちでわたしの持ち物になった。・・・
『岸惠子自伝 卵を割らなければ、オムレツは食べられない』岸惠子/著
2022.05.27
定例のデスカフェ絵本読書会の課題絵本は、前回は『ぶたばあちゃん』、今回は『おじいちゃん』と高齢者特集となりましたが、なんと著者は違えど同じ『おじいちゃん』でのご参加がありました!。いろいろエピソードが生まれます(#^.^#)
2022.05.22
戦後のレニングラードで、PTSDを抱えて生と死の戦いを続ける元女性兵士たちの物語。。。
第二次世界大戦の独ソ戦争に従事した女性兵士たち500人の証言を記録した『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ/著を原案とした映画です。100万人の女性兵士が狙撃兵、飛行士、高射砲兵、機関銃兵、軍医、看護師、衛生士などありとあらゆる部署に配置されて闘いました。そして彼女たちは終戦後、ひどいトラウマに悩まされました。
『戦争と女の顔』カンテミール・バラーコフ/監督
2022.05.21
【どせばい?カードのクラファン7日目に入りました】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
170,000円
11%の達成率です。
目標金額は1,500,000円
支援者数
28人
24時間以内に5人からの支援がありました
募集終了まで残り
55日
2022.05.19
【どせばい?カードのクラファン5日目に入りました】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
107,000円
7%の達成率てす。
目標金額は1,500,000円
支援者数
20人
募集終了まで残り
57日
2022.05.18
【どせばい?カードのクラファン4日目に入りました】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
100,000円
目標金額は1,500,000円
支援者数
18人
募集終了まで残り
58日
2022.05.17
【どせばい?カードのクラファン3日目に入りました】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
現在の支援総額
96,000円
目標金額は1,500,000円
支援者数
17人
募集終了まで残り
59日
2022.05.15
【どせばい?カードのクラファン開始ですっ!!】
ACP(人生会議)をカードゲームで広げる挑戦!! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
デスカフェサミットの仲間でもある、青森の三思園さんのクラウドファンディングが今日から始まりました。
人生会議やACP(アドバンス・ケア・プランニング)を取り扱ったカードゲームは、すでにいくつか登場しています。どせばいい?カードもその一つですが、その特徴はなんと言ってもカードの言葉が全て
青森の言葉で書かれていること!!
にあります。ここまで地方色豊かなカードは他に無いはずです。単に人生会議を考えるだけでなく、青森の言葉も楽しめる、一挙両得のカードです。
また明日16日(月)の夜19時からは、クラファン開始を記念した zoom のイベントも開催されます。お時間ありましたらぜひみなさんもご参加ください。
第1回クラファンに挑戦キャンペーン
~「どせばいい?カード」について語ろう~ zoom
日時:5月16日 19~20時
414カードをクラファンで達成し、制作したNPO法人幸ハウス代表 川村真紀先生が出演
https://zoom.us/j/4470573507...
ミーティングID: 447 057 3507
パスコード: aomori2022
デスカフェサミットのメンバーも全力でこちらの企画を応援してみます。みなさまからのご支援&ご協力をよろしくお願いいたします。
2022.05.13
ウクライナに侵攻するロシア。かつてドイツ対ロシアで想像を絶する戦争が行われていた。
前書きから引用―「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。
想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。
『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』大木毅/著
2022.05.12
内容紹介(出版社より) どうしてわたしたちは死ぬのか? 死んだらどうなるのか? 子どもたちのだれもが抱くであろう「死」にたいする疑問。本書はその問いに正面からむきあった画期的な一冊だ。自然科学の面から、また世界各地の文化と宗教の面から死をみつめ、生と死についての考えを深めることができる。一般に話すことがさけられがちな「死」だが、そのセンシティブなテーマを、豊富な写真とともにさまざまな角度からとりあげた意欲作です。
『死について考える本』メリー=エレン・ウィルコックス/著
2022.05.11
いのちをつなぐ手紙。。。
浜松市では、市民の「いのち」についての思いや考え、メッセージや体験などを手紙にして伝える活動に取組んでいます。
手紙の便せんと封筒は、市役所及び各区役所、図書館、浜松市内のショッピングセンター等に設置しています。お気軽に手に取ってください。
たくさんのメッセージをお待ちしています。
2022.05.10
気になる絵本が発刊されました。紹介文から・・・むかし、「ぞう」という動物がいました… りんごにみちびかれて旅に出た「さいごのぞう」は、どこへ向かうのか…?ぞうのかなしみによりそう、静かで美しい絵本。
『さいごのぞう』井上 奈奈/著
2022.05.09
人気エッセイストが、がん闘病から生老病死について思索を深めてたどり着いた境地とは。。、
人はどこから来てどこへ行くのか?四十代でがん闘病、東日本大震災での間接的喪失体験を経て、生老病死について思索を深めていく。治療や瞑想をし、鈴木大拙、柳田邦男、多田富雄、島薗進などの著作を読み耽り、仏教・神道・心理学を渉猟しながら「生」と「死」、「わたし」と「いのち」、「時間」と「存在」について辿り着いた境地を語る。 内容(「BOOK」データベースより)
『生と死をめぐる断想』 岸本葉子/著
2022.05.06
デスカフェサミット2022開催に向けて、運営委員会の打ち合わせが始まりました(#^.^#)
2020年はオンライン開催、2021年は開催見送り、2022年は京都でのリアル開催を目指しています。
2022.05.05
切なすぎる小説としてSNSなどでも大きな反響を呼んでいるラブストーリー『余命10年』。余命十年と知らされてから生きることには執着しないために恋はしないと決めた茉莉。しかし同窓会で出会った同級生和人と恋に落ちてしまう。文庫化の前に逝去した著者に捧ぐ10年の物語。
『余命10年』藤井道人/監督
2022.05.03
新緑がまぶしい季節となり、命が芽生えているという感動を覚えます。グリーフケアの言葉に、「モーニング」という「グリーフ」と似たような表現があります。モーニング(mourning)とは、朝の意味のモーニング(morning)ではなく、グリーフが閉ざされた哀しみだとすれば、哀しみがまわりに共有されていく過程を表わしています。グリーフとモーニングを繰り返しながら癒さて行くとも言えます。私はこの言葉を知った時に、朝のモーニングと似ているところもあり親しみを感じた言葉です。
2022.05.01
小雨混じりのGWの真っただ中に、オンラインによる「死生観を語り合うひととき」が公共図書館にて初開催されました。吉川先生から「死生観とは何か」をスライドでの講義を受けた後に、吉川先生との小口さん(Café Mortel主催)が進行役で2グループに分かれて語り合いました。次回も参加したいとの声が寄せられています(#^.^#)
2022.04.30
本日開始予定だった青森県三思園さんによる「ACP・人生会議」を楽しむ世界発のカードゲーム「どせばいい?カード」のクラウドファンディングは5月15日へと延長されました。
キャンプファイアーさんのご協力をいただいています。
2022.04.27
デスカフェ絵本読書会は死や生にまつわる絵本を、丁寧に、深く読み込むことで思いがけない気づきを手に入れることができます。課題絵本の選定は重要です。文章とイラストとレイアウトと色合いと、作者・画家からのメッセージをどのように探り、受け取っていくのか?。ある程度評価の定まった本が中心となりますが、探していくと絵本といいつつも、子どもよりもむしろ大人向けに描かれた本か多いことに気が付きました。読み聞かせの時は、大人がある程度補足しないと理解が進まない絵本もあり、それはそれでどうなのかなあ。大人の解釈や価値観を話しすることで、そこに囚われて子どものオリジナルの気づきが損なわれてしまいますね。
2022.04.26
昨日ご紹介した『杜人 環境再生医 矢野智徳の挑戦』は、FBでも多くの方が絶賛の声を上げています。ある方は、令和4年度のベスト1!まだ始まったばかりですが。矢野さんは全国を回り、風や水の流れを自然に戻すことで森の再生を試みています。私のゆかりの場所も矢野さんが訪れた場所として案内されていて親しみを感じています。
2022.04.25
森の再生に取り組むナウシカのような人がいます。
―なぜ植物が枯れていくのか。なぜ、生きものが減っていくのか。なぜ、豪雨災害は年々激しさを増すのか。すべてに共通する原因それは「大地の呼吸」にあった。―
『杜人 環境再生医 矢野智徳の挑戦』前田せつ子/監督
2022.04.24
―生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることですー。死の直前まで仕事をこなしていた寂聴さんは99歳で逝去されました。私も見習って、死ぬ時は前のめりで。
『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』中村裕/監督
2022.04.23
4/22のデスカフェ絵本読書会の課題絵本は『たいせつなこと』。内田也哉子さんが初めて翻訳を手掛けた絵本です。コオロギ、コップ、ヒナギク、リンゴ、雪、風、空などが登場し、それぞれの大切なものは何か?が記されています。最初のページのコオロギに大切なものとは、なんと黒色だそうです?。なぜ?との想いを積み重ねつつ、ヒントは最終ページにありました(#^.^#)
2022.04.22
このところ、開催したデスカフェや読書会についてご感想を寄せていただくことが増えてきました。嬉しく、また励みになります!(^^)!
2022.04.21
刑罰が変わるかもしれません。刑法9条では、刑罰の種類として、「死刑」、「懲役」、「禁固」、「拘留」、「罰金」、「科料」、「没収」の7つを定めています。これまであった「禁固」「懲役」が「拘禁刑」へと一本化するための国会審議に入っています。
加害者の命を奪う「死刑」も廃止していく国が増えているようです。
坂上香監督の『プリズン・サークル』では、対話によって加害者の社会復帰を目指す刑務所が取材されています。
2022.04.19
コロナ時代、そしてウクライナへのロシア侵攻の世相のなか、『夜と霧 新版』を読み終えました。
おりしもイースターの夜でしたので、フランクルの最後ページの言葉が響きました。「ふるさとに戻った人々のすべての経験は、あれほど苦悩したあとでは、もはやこの世には神よりほかに恐れるものはないという、高い代償であがなった感慨によって完成するのだ」
2022.04.18
悲嘆と死別の研究センターの開設を記念し、6月11日(土)、どなたでもご参加いただける記念講演会をオンライン(Zoomウェビナー・リアルタイム配信)にて開催します。
日時:2022年6月11日 14:00~16:00頃(13:50開場)
会場:Zoomウェビナー(リアルタイム配信)
参加費:無料
定員:300名(先着順)
対象:どなたでも参加できます
https://forms.gle/7UdWTp69zSw2JCZ7A
2022.04.17
関西学院大学に「悲嘆と死別の研究センター」が設置されました。
HPから引用させていただいています。
「人生の歩みのなかで、大切な人の死に直面することは誰にでも起こりうることです。しかし、私たちは多くの場合、その死がいつ、どのような形でおとずれるのかを知ることはできません。死別による悲嘆は、決して特別な反応ではありませんが、個人差が大きく、死の状況や亡き人との関係性、自分の置かれた状況などによっては、ときに心身に深刻な影響を及ぼすこともあります。悲嘆を抱える人々に対する支援や援助(グリーフケア)は、わが国でも近年、社会的関心が高まりつつあり、望ましい支援のあり方が問われています。にもかかわらず、悲嘆や死別という体験についての基本的理解や、援助手法や提供体制などに対する学術的な貢献は必ずしも十分とは言えないのが現状です。
2021年4月、関西学院大学に「悲嘆と死別の研究センター」を開設しました。悲嘆と死別に関する学術研究の拠点として、基礎研究から実践研究まで、ミクロ・メゾ・マクロレベルでの幅広い研究を、研究者・支援者・当事者が協働して展開していきます。また、グリーフケアにたずさわる人材の養成にも取り組むとともに、研究者・支援者等のネットワークの構築や、悲嘆と死別に関する情報発信や啓発活動などの事業も計画しています。研究知見を積み重ねつつ、多様な事業を展開することを通じて、悲嘆を抱える人々への適切な支援の実現に貢献したいと考えています。
誰もが経験しうる悲嘆と死別ではありますが、その体験は人によって異なります。当センターの取り組みが、それぞれの思いが尊重され、一人一人がみずからの悲しみとともに生きていくことが認められる社会の構築につながることを願っています。」
関西学院大学 悲嘆と死別の研究センター
センター長 坂口幸弘
2022.04.16
デスカフェが多方面へ広がりを見せています。音楽療法士さんたちのグループも音楽をとおしたデスカフェ開催を目指しています。
2022.04.15
吉川先生の講演会が大分で開催されます。
吉川先生の講演会が4月28日午後2時から4時、大分県ホルトホール大分 (大分市)で開催されます。主催団体は一般社団法人「まるっと終活大分支援会」さんで、「広がる死の対話の場デスカフェの意義と可能性」のテーマで研究結果を発表します。お近くの方はぜひどうぞ。
申込先:一般社団法人「まるっと終活大分支援会」電話0120-468-374 定員40人 参加費500円
2022.04.14
本日開始予定だった青森県三思園さんによる「ACP・人生会議」を楽しむ世界発のカードゲーム「どせばいい?カード」のクラウドファンディングは4月30日へと延長されました。
キャンプファイアーさんのご協力をいただいています。
2022.04.13
いよいよ明日4月14日から、青森県三思園さんによる「ACP・人生会議」を楽しむ世界発のカードゲーム「どせばいい?カード」のクラウドファンディング開始です(#^.^#)
キャンプファイアーさんのご協力をいただいています。
2022.04.11
ウクライナとロシアの戦争が始まり、だんだんとその悲惨な状況が明らかになってきています。東日本大震災の時も絶え間なく流れるニュースにより、不調をきたす方も出てきています。今回も、痛ましい遺体がモザイク処理されながらも映し出されていて、子どもから「お母さん、あれは何なぜモザイクがかかっているの?」との質問に答えるのが難しい?機会が増えつつあります。性教育と同じようにこうした「戦争と死」のエデュケーションをどのように子どもに伝えたらよいのか?。私たちも考えていきましょう。
2022.04.10
『夜と霧』の著者ヴィクトール・E・フランクルは新婚9か月でしたが、ユダヤ人がゆえに妻と両親ともどもナチスの強制収容所送りにされてしまいます。さらに悲惨なのは妊婦だとわかると直ちに収容所送りにされてしまうため、新婚の妻ティリーは妊娠をしていましたが中絶を余儀なくされます。それでも強制収容所送りをを逃れることはできませんでした。こんな悲惨な理不尽な体験を経ながらもフランクルの崇高な精神は保たれていて、強制収容所の体験記として『夜と霧』の出版につながりました。
2022.04.09
死は完全な無ではない。。。
まえがきから-いつの頃からか、われわれ日本人は、自分の死をひどく受け入れ難くなったように思われます。この受け入れ難さは、人間は死んだあとどうなるのかという問いと、その問いに対してわれわれが日頃携える答えに直接結びついていることは間違いないでしょう。ここではっきりと述べるならば、現代の日本人は、人間が死んだあとには存在の絶対的な否定としての無があり、その無はその後永遠に続くという死生観を携えているのではないでしょうか。つまり、自分は死後にホコリ一片ほどもなくなり、二度とこの世界に出現することはないという死生観です。もし、この死生観が示す人間の運命が確かであれば、われわれの将来にとってはこれほど残酷なことはないでしょう。・・・
『死 生命はなぜ死を受け入れたのか、また、私は死ねばただの無になるのか』新山喜嗣/著
2022.04.08
紹介文から-いわゆる「闘病ブログ」やそれに類するホームページ、日々を綴ったSNSの残された投稿からは、故人が生前に抱いた死に際しての本音が聞こえてくることがある。・・・故人がインターネットに残した足跡とどう向き合うのが正解なのか?空間や時間をこえて届いた鮮烈なメッセージに耳をかたむける。
『ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音』古田雄介/著
2022.04.07
人生は、若さゆえの悩みの「思春期」、これで良かったのだろうかと迷う「中年期」、そして死と向き合う「老年期」と3度の迷いがあるそうです。その都度手に取る本として挙げられるのが『夜と霧』V・E・フランクル/著です。ウクライナでの戦禍がまさにフランクルを想います。「どんなに迷っても、悲惨な目にあっても人生には生きる意味がある。どこかであなたを待っている物、待っている人がいる。人生があなたに生きる意味を問いかけている」
2022.04.06
デスカフェサミットでCaféを愉しむ骸骨のロゴは 緑色は斬新 煉瓦色は伝統 青色は理性 を表現しています。現状を打破する革新的な考えと、伝統に沿った王道的な考えと、熱くならずに理知的に冷静に語る骸骨たちが語り合います。
2022.04.05
久方ぶりに会った地元の皆さま。1月から3月にかけての冷え込みが厳しく生きるのが大変だったが、4月を迎えられてほっとされていました。季節の変わり目、花冷えの日々。。。ウクライナでの戦禍を想いながら、死と隣り合わせの日常が少しでも潤いのあるものにしたいですね。
2022.04.04
新年度を迎えて慌たただしい日々に追い打ちをかけるような冷たい雨です。桜も無残に散って花びらがあちらこちらに飛び散っています。明日は花筏が出来ているでしょうか?
本日から開始予定だった「どせばいい?カード」のクラウドファンディングも少しお待たせをしている状況です。
2022.04.03
いよいよ明日4月4日から、青森県三思園さんによる「ACP・人生会議」を世界発のカードゲーム「どせばいい?カード」のクラウドファンディング開始を予定していますが、4月14日(良い死)に延期の可能性もあります。
キャンプファイアーさんのご協力をいただいています。
2022.04.02
今日は「第二の性」から70年経っても続いている「性差別の対話」が開催されました。世の中で、差別なく平等なのは、「流れる時間」と「訪れる死」だけかもしれません。
2022.04.01
新年度に入りました。今年度も話題が尽きないデスカフェ界です!(^^)V
いよいよ青森県三思園さんによる「ACP・人生会議」を世界発のカードゲーム「どせばいい?カード」で広げていきます。
4月4日からクラウドファンディング開始します。
キャンプファイアーさんのご協力をいただいています。
2022.03.31
暖かな年度末日となりました。去る人に贈るように桜の花も散り始めました。かつては4月初めの入学式に桜満開でしたが、地球温暖化の影響でそのころは葉桜となっています。
桜と言えば「死」のイメージも強い花です。
西行法師は「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃」と詠みました。
梶井基次郎は、『櫻の樹の下には』にて「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」と表現しました。
2022.03.30
4月4日からクラウドファンディング開始します!(^^)!
青森県の特別養護老人ホーム三思園さんが津軽弁でかかれた死の対話カード「どせばいいカード」制作をクラウドファンディングにて開始します。調達した資金に基づき図書館・公民館などに「どせばいいカード」配布いたします。
2022.03.29
「がん哲学外来 メディカルカフェ」というカフェがあります。がんと向き合って生きる場所として「がんと告知された」「がんの再発が心配だ」「家族ががんと診断された」方々を対象とした集まりです。私の近くでは、川崎市の病院や都内のキリスト教会で定期開催しています。一般社団法人がん哲学外来が活動を支援・推進しています。
一般社団法人がん哲学外来の活動事例(法人のHPから引用)
1.がん哲学外来とメディカル・カフェ(がん患者や家族の安心につながる対話の場)の開催
2.がん哲学外来の活動を広く周知するための広報と啓発活動
3.がん患者、一般市民を対象としたシンポジウムやセミナーの開催
4.他の医療施設との連携活動
5.研究活動
6.ニュースレター、機関紙の発行など
7.がん哲学外来市民学会活動支援
8.遠隔診療システムの提供
2022.03.27
秋田の斎藤住職が開催した「死の体験旅行®」が取材されて、3月28日のNHK「おはよう日本」のローカル枠で放映されます。午前5時から7時45分の間になるそうです。
2022.03.26
この本の案内先は、戦争や天災、公害、差別、事故などの大きな悲劇を経験した場所です。不謹慎な旅とも言えますが、二度とこうした悲劇を繰り返さないという思いにも駆られる旅です。
1945年、沖縄の波照間島の島民は軍の命令によりマラリアのまん延する西表島へと強制疎開され、結果、3万人の島民のうち4千人が命を失いました波照間島は人口灯が少ないため星空が日本一美しい島。マラリアの犠牲となった子どもたちを偲んで「星になった子どもたち」という鎮魂歌が小学校に壁に書き残されています。
『不謹慎な旅 負の遺産を巡る「ダークツーリズム」』木村聡/著
2022.03.25
石原慎太郎さんが逝去されて、こんな本を書かれているのを知りました。
本書のはじめにから-人間80歳を超すと誰でも紛れなく迫ってくる「死」について予感したり考えたりします。・・・そんな時、私とほぼ同世代の優れた作家である曽野綾子さんと同じ命題について語り合うこととなりました。・・・死は誰にとっても不可避な事柄ですが、それに背を向けたり、ことさら目を逸らしたりすることは逆に残された人生を惨めに押し込めることになりかねません。老いてこその生き甲斐を積極的に求め、自ら作り出すことが晩節を彩る術だと改めて思います。-
『死という最後の未来』石原慎太郎・曽野綾子/著
2022.03.24
「死とは何か?」、「老齢とは何か?」。そのヒントを、食道がんと認知症を患っていた夫の自宅での看取りから学びました。医師であった夫は延命治療を受け入れずに、自宅で妻に看取られ事を選択しました。自宅で寝付くことなく徐々に衰えていき、最後は高熱を発し、訪問医が駆け付けて解熱剤を処方して、翌朝、目覚めることなく命を終えました。
『ボケてもがんでも死ぬまで我が家-夫のがん発覚から看取りまでの一年二か月の記録-』田中奈保美/著
2022.03.23
哲学者でありアドラー心理学の権威でもある著者が語る生への想い。成功を人生の目標にすると達成しなかった時に絶望に襲われる。成功を人生の目標としないことだ。人生を「過去・現在・未来」という直線ではなく、過去も未来も手放し「今ここ」を生きたい。
『人生は苦である、でも死んではいけない』岸見一郎/著
2022.03.22
名前が数字化される。。。
ロシア軍のウクライナ攻撃でホロコーストを生き延びた男性が死亡したとのニュースがありました。
ホロコーストでの体験を綴った『夜と霧』の表紙に描かれた「119104」という数字は著者のフランクルが収容所で呼ばれていた番号です。収容所では、名前も、職業、地位や名声も関係なく、ただ単に記号化されていました。こうしてこの世で生きていた証が消されてしまいます。
2022.03.21
青森県の特別養護老人ホーム三思園さんが津軽弁でかかれた死の対話カード「どせばいいカード」制作をクラウドファンディングにて開始します。調達した資金に基づき図書館・公民館などに「どせばいいカード」配布いたします。
2022.03.20
新年度も近づき、京都、大分に続き新しいデスカフェも全国各地で産声を上げるかもしれません。まだ、全国で恒常的にデスカフェを開催している団体は20団体程度だということです。新たにデスカフェを開催される方は、お問い合わせフォームから事務局までお知らせくださると嬉しいです。
2022.03.19
吉川直人先生による最新のデスカフェに関する講演会「多死社会へのアプローチとしての死の対話」が開催されました。新しい居場所目的型サードプレイスとしての役割としてますます着目されてきているデスカフェです。
2022.03.18
内容紹介から-日本人はどのように生と死を考えてきたのか?日露戦争期、修養家の加藤咄堂は死生観の語を編み出し、新渡戸稲造らとともに武士道を掲げ、死に動じない境地を鼓吹した。民俗学者の柳田国男と折口信夫は、常民の暮らしにあるお盆や墓参りに、死者の霊魂や他界観を探った。特攻作戦に加わった吉田満は多くの若い仲間の死に立ち会い、自らは生き残った体験を省み続けた。・・・近代以降の時代潮流のなかで、死の受容の言説を探り、日本人の死生観を眺望する。
『日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ』島薗進/著
2022.03.17
多摩市立図書館のテーマ図書の案内から引用ー「デスカフェ」に関する本をテーマ資料に追加しましたー
3月13日(日曜)に永山公民館にて、関戸公民館と福祉総務課との共催で「生きること、死をテーマに語り合う場 デスカフェを体験してみませんか?」の講座が実施されました。
図書館は事業連携として、会場内で関連する本の展示を行いました。当日、会場内で展示をした本のリストを、多摩市立図書館トップページ>「テーマ資料」の中に追加しました。図書リストはこちらから
〇デスカフェとは…
デスカフェは、「理想的な『死』とは」「3日後に死ぬと分かったら何をするか」などをテーマに、生き方や死との向き合い方について語り合う場です。重いテーマとして捉えられがちな「死」について、悲観的にならずに気軽に話せる場として世界各国で開かれています。
2022.03.16
輪読読書会をプロダクトするという団体からインタビューの依頼がありました。どの本の輪読が一番満足感が高かったか?。私的には「星の王子さま」が大好きですが、「変身」カフカ/著、「夢一夜」夏目漱石/著の評価は高かったです。「変身」の主人公はいったいどのように描かれているのか?訳者による異なりが面白いです。
2022.03.15
つぶやきをアップしようとしたらHPサーバーに大規模障害が起きて、アクセスすることができませんでした。復旧に丸一日かかり、商売されていた方は大変な損害だったかもしれません。いつ何が起きるかわからない時代です。
2022.03.14
東北で開催された「死の体験旅行®」が3/15日夕方NHKで放映されます。こちらのワークは、WS認定僧侶のナビゲートにより、4枚のカードを用いて死の疑似体験をするもので、人気のあるワークショップとなっています。
2022.03.13
とある自治体でデスカフェ講座を開催したところ、さっそくにも受講者3人からやってみたいとの声がありました(#^.^#)
こうした取り組みが広がって、どこの自治体にもデスカフェが設置されるようになると良いですね。
2022.03.12
2018年秋に誕生した「デスカフェ~死をめぐる対話~」は44回→死死回ですね。死について、安心・安全に語り合うことができる新しいコミュニティとしてなじんできています。今日、生まれたテーマは「今を生きるとはどんなことか」でした。デスカフェで死を語り合うことは、実は生を語り合う、今生きていることを語り合うことですね。
2022.03.11 ご冥福をお祈りいたします。
未曽有の被害をもたらした東日本大震災は、2011年3月11日午後14時46分頃に発生しました。テレビで繰り返し流れる悲惨な映像でトラウマとなった方々もいらっしゃいました。「哀しみや不安の分かち合い」の原点はここにあります。今夜開催されるデスカフェでは、「あの時にどんなことが起きていたのか?」も交えながら進行したいと思います。